みなさんこんばんは!
闇株新聞 the book
参考になりましたので、気になったところシェアします。
基軸通貨とは、
「世界中で誰も受け取りを拒否しない通貨」(p15)
基軸通貨の最大のメリットは、
「財政赤字のファイナンスが世界中でできる」(p70)
などなど。
現在の基軸通貨である米ドルとユーロは、
それぞれ問題を抱えていて、
「世界中の誰もが喜んで受け取り保有している」
わけではないはずなんです。
代替通貨がないので我慢しているだけなのです。
円は、バックとなる日本経済の大きさ、
カントリーリスクの少なさ、金融システムが一応整備されている、
逆説的ですが運用手段としての国債市場が大きく流動性がある、
などの理由から基軸通貨国になる「資格」を十分に備えています。
だから、現在の「異次元」金融緩和で、
円を発行する日銀が「巨大なヘッジファンド」になり、
国債市場の流動性が失われているのは「国家的損失」となるのです。
基軸通貨になることは「円高要因」か「円安要因」かですが、
一般的には世界で保有が進むということは、
経常収支が赤字だということなので「円安要因」と考えられますが、
いろいろと複雑な要因が重なりますので一概には言えませんよね。
となると今後の対策は、
基本シナリオを「長期」「中期」「目先」と立て、
これが同一方向に揃わない時は、
あまりのめり込まないことかなと思います。。
たまに(1年に1~2回ですが)、これが揃う時がありますね。
その時は思い切ってポジションを取るのですが、
それでも不思議に最初は逆方向に行ってしまいます。
そこでどう「我慢」できるのかと、
うまくいき始めたときにどう「利食いたい」
衝動を抑えるかがポイントだと思います。
また世界の金融市場の動きを考える時には、
歴史、人種、宗教などあらゆる知識を動員しないと、
奥深い分析ができない気がします。
「日本と日本人の起源」
も少し合間に勉強していこうと思いました。