ユーロ 為替 見通し

NikkeiBPに、
相次ぐユーロ建てMMFの繰上償還
の記事が載っていました♪

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まず、9月3日に大和証券が本年8月1日より新規買付を停止していた
「ダイワ外貨MMF ユーロ・ポートフォリオ」を10月31日をもって繰上償還すると発表した。

9月7日にはSMBC日興証券が「ニッコウ・マネー・マーケット・ファンド ユーロ・ポートフォリオ」
の新規買付を同日付で停止し、12月6日に繰上償還する予定と発表した。
さらに、9月19日にはゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが、
9月18日より新規買付を停止していた「ゴールドマン・サックス・ユーロMMF」を10月31日に繰上償還すると発表した。

 ユーロ建てを始めとした外貨建てMMFでは、当該通貨建ての短期公社債や短期金融商品で運用し、
利子収入を安定的に積み重ねていく運用が行われている。
投資信託なので元本保証はうたえないが、
外貨ベースでは元本割れしないように運用内容は厳しく制限されている。

 ところが、ユーロ建てMMFが投資対象としている信用力が高い高格付け銘柄の利回りがゼロ近辺となっており、
銘柄によってはマイナス金利となるものが発生するなどユーロの短期金利は著しく低下している。
こうした状況下では、安全性の高い運用を継続するのは困難だとして、繰上償還を決定したとしている。

 もともと外貨建てMMFは、外国株式や中長期の外国債券で運用する投資信託に比べればリスク要因がシンプルであり、
為替差益狙いに徹することのできる運用商品である。
為替差益を狙う場合には、機動的な売買ができるか、為替手数料が安いかという点がポイントになるが、
外貨建てMMFはいつでもペナルティなしで売買できるとともに、為替手数料も外貨預金と比べれば一般的に安くなっている。

 機動的な売買、為替手数料の安さという点ではFX(外国為替証拠金)取引の方がはるかに魅力的だが、
FXは基本的にレバレッジをかける取引なので、一般の投資家にはやや勧めづらい。

 また、外貨預金やFXの為替差益は課税対象となるが、外貨建てMMFの為替差益は非課税扱いである。
期待通りに為替差益が得られたときに税金がかかるのか、
非課税扱いなのかという違いは手取りの収益に大きな影響を与えるので、
為替差益狙いの投資において外貨建てMMFは魅力的な存在だといえる
(ただし将来、税制が変更される可能性があることには注意が必要)。

 なお、ユーロ建てMMFとしては他に野村証券とみずほ証券を代行協会員とするものがあるが、
これらについては10月16日時点で新規買付の停止や繰上償還の発表はされていない。
しかし投資環境等は同様なので、いつ新規買付停止・繰上償還が発表されても不思議ではない。
もちろん、今後もずっと運用が継続されることもあり得るが、
仮に繰上償還されると投資計画が狂ってしまうので、新規の投資対象にはしづらいところがある。

 ユーロの先行きについてはさまざまな不安材料があり、円高圧力も強いので、
現時点で積極的にユーロに投資することはお勧めできない。
 ただし、逆張りの観点で、この円高局面で徐々にユーロを買い下がっていくというスタンスはあり得るだろう。
その際の有力な投資対象がユーロ建てMMFだったわけだが、その選択肢が減少したことになる。

 もちろん、無理にユーロに投資する必要もないので、中長期的な円安狙いの投資であれば、
米ドル建てや豪ドル建てMMFなどに投資するという方法もある。
 しかし、通貨分散という観点からユーロも組み入れたいという場合は、
繰上償還もあり得るという前提で野村証券等でユーロ建てMMFを買い付けるか、
FXの仕組み等をしっかりと理解した上でFXでユーロを買い付ける、
あるいは仕組みの分かりやすさを優先するなら外貨預金を利用するという選択肢があることになる。

 なお、外貨預金の場合、メガバンク等の為替手数料は高すぎるので、
為替手数料が安い住信SBIネット銀行、ソニー銀行、楽天銀行などの利用をお勧めする。

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ふむふむ、なるほど~(・∀・)b

FXやると、こういう情勢にもアンテナはるのは、
イイ習慣ですよね♪