ウォール街に支配される現実

みなさんこんにちは!


ウォール街の自動売買プログラムにもみくちゃにされる日本株【

日本株の売買金額の5~6割は外国人投資家で占められいますが、
外国人投資家の主力はヘッジファンドや欧米系投資ファンドであり、
その本拠はウォール街にありますよね。

彼らは、米株式相場と円ドル相場の変動を総合した、
日本株の自動売買プログラムをコンピューターに組み込んでいます。

日本国内の機関投資家や個人投資家は、
外国人に引きずられるようにして株を売買します。

日経平均株価は国内の投資家が、
投機筋に追随することで上下にバイアスがかかるわけです。

日本の株式市場の弱さは、
グローバルな金融市場での円が基軸通貨ドルに従属する、
ローカル通貨の地位にあることから起因しています。

日本株はウォール街にとって、
ローカル通貨建ての金融商品に過ぎません

ウォール街の投資ファンドは、
グローバルな資産運用をドル建てで組んでいます。

帳簿上、日本株の運用比率は一定期間、同一に保たれていますよね。

一番大きな運用シェアを占める米国株が上がれば、
日本株の保有比率が下がるので、
彼らの自動売買プログラムが日本株買いを指令します。

ドル安、円高となると、
日本株のドル換算価格が上がるので、日本株は売られます。

逆に米国株高、円安となれば日本株買い。
ヘッジファンドはこの方程式をテコにしていますよね。

こういう背景を見ると、
日本には着実にデフレを一歩一歩解消していって欲しいなと思いました。